こんにちは、スノーボード歴28年の一児の父親の煌パパです。
スノーボードを教えられるレベルまで上達すると、人に教えることで、まなび、成長します。
28年間、わたしはスノーボードをしていますが、息子を幼稚園生になった頃から教えて、多くのことをまなび、成長したことを書いていきます。
息子と二人で「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」にすべりに行ったときのことを書きます。
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2月上旬の休日、家で準備中に「スキー場」の選択
息子が小学6年生の2月上旬の休日に、翌日に息子と二人でスノーボードに行くため、準備をしていました。
「どこのスキー場へ、明日は行こうか?」
と、息子に聞きました。
「行ったことが無いスキー場!」
と息子から、予想はつく答えでした。
ここ最近は行ったことのないスキー場へ行くのを好んでいたからです。
「分かったよ!」
とわたしは答え、スマホでヤフー天気を開いて翌日のゲレンデの天気を確認して、息子に行くスキー場を伝えました。
わが家では、家族で日帰りですべりに行くときは、前日に「翌日の天気が雪予報でない、晴天のスキー場へ行く」ということが、ルールとして決まっていたため、翌日の天気を確認して、ゲレンデを選んでいました。
過去に家族でスノーボード行った際に、吹雪で息子が、滑ることを嫌がる経験をしてしまったから、翌日のスキー場の天気の確認はわが家にとって、非常に大切なことになっていました。
群馬・新潟方面は雪予報、栃木・南会津方面は雪予報はまずまずの天気、その中から、今回の行き先は過去に行ったことのない「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」に決定!
しかし、このスキー場へ行く選択が、わたしにも息子にも経験したことが無い大変な事態を招くとは、この時は思ってもみませんでした。
朝9時ごろに「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」に到着!
翌朝6時半ごろ、妻の見送られて、家を出発しました。
車を走らせることおよそ2時間半、9時ごろに「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」の駐車場に到着しました。
「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」の天気は予想通りの晴れで、息子のテンションも徐々に高まっているのが感じ取れました。
リフトも動き出し、滑り始める人も増え、来る途中で買った朝食をたべて、準備を終えました。
板を車から降ろし、徒歩でセンターハウスへ向かい、リフト券を購入して、準備体操を行い、リフトに乗り、すべり始めました。
いつものようにすべっていると、大変な事態に!
いつものようにわたしが先にすべり、息子が後から付いてくる、途中、途中、止まりながら、この日も変わらず、滑っていました。
3回目のリフトを乗って、滑っている最中に事件は起きました。
途中まで滑って、立ち止まって、待っていましたが、息子が一向に、滑ってきません。
「もしかしたら、何かあったのか?」
と思っていると、パトロール隊のスノーモービルがサイレンを鳴らして斜面を登っていきました。
まさかと思いながらも、次の瞬間、わたしはビンディングからブーツを外し、板を抱えて、息子の安否を心配しながら、滑ってきた斜面を登り始めました。
少し登った時、先程登っていったパトロール隊のスノーモービルがサイレンを鳴らして、今度は、斜面を降りていきました。
その直後に上から滑ってきた見知らぬ人に
「あの、青いウェアの子のお父さんですよね?」
と、わたしより少し若めの男性に声を掛けられました。
「はい、そうですが、息子がどうかしましたか?」
と答えると
「ちょっと上で、息子さん、転んで倒れて、泣いていて、動けなくなって、さっき降りていったパトロール隊のスノーモービルに息子さん乗せられて行ったんです。」
「下の救護室へ行ってください。」
と教えてくださりました。
「え!」
「わたしの嫌な予感が当たってしまいました。」
さっきのスノーモービルに息子は乗っていたのだ。
わたしは急に頭が真っ白になりました。
そして、
「普通にすべれる息子なのに、転んで泣いている?」
「苦手なアイスバーンでスピードを出しすぎて、コントロール不能になったか?」
まずは、そう思いました。
「知らせてくれて、ありがとうございます。」
とお礼を言って、わたしは救護室に向けて滑りはじめました。
わたしは救護室まですべっている最中に
「先にすべっていなければ、こんなことにはならなかった…」
「転んで倒れている人に声掛けをしているのに、自分の息子には声を掛けることができなくて最低だ。」
色々と考えているうちに救護室に到着しました。
わたしは焦った声で、
「すいません、今、ケガして救助された子供が、こちらに運ばれたと聞いたのですが …」
「その子の父親なのですが…」
と、パトロール隊員に声をかけました。
「あ、お父さんですね、息子さん、転んだ際に、肩を強く打って動けなくなって、泣いていて、近くを滑っていた人からパトロール隊に救助の養成があったんです。」
「どうやら、アイスバーンで、コントロールを失って、転んだみたいです。」
「もしかすると、骨折している可能性もあるので、病院へ行って診てもらった方がいいかもしれないですうね。」
とパトロール隊員に言われました。
「はい、わかりました。」
と答え、息子の姿が見当たらないので、
「ところで、息子はどこですか?」
と尋ねると、
「隣の処置室で今は処置しています。」
「もうすぐ、戻ってきます。」
と返答がきました。
「やはり、息子の苦手なアイスバーンが転んだのが原因か」
段々と転倒した原因が分かってきました。
わたしは家で待つ妻へ電話をして、事情を説明して、病院を探してもらうようにお願いをしました。
それから、急いで帰り支度をはじめ、家路を急ぎました。
息子は鎮痛剤を飲み、痛みから少し開放されてか、帰りの車では、寝ていました。
家にお昼過ぎに到着して、そのまま病院に行きました。
診察結果は、
「肩を強く打っているが、骨等に異常はない」
とのことで、ホッとしたことは、今でも鮮明に覚えています。
スノーボードを一日、楽しくすべって帰ってくることが、この事が起きる前まではあたり前でした。
今回、息子がケガをして、感じたのは、ケガをしないで家に帰ってくることが、どれだけ大切か、ということでした。
息子が肩の痛みが治って、元気にまたスノーボードができるようになったら、またアイスバーンで転倒しないで、滑れるように教えたいと思ったと同時に、今後は息子の後を滑って、もしまた何かあったら、直ぐに対応できるようにしようと、そう誓ったのでした。
「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」で息子に起きた失敗で学んだこと
今回、息子がパトロール隊に運ばれて、まなべたことが3つありました。
- アイスバーンの危険性
- こどもより先にすべるのは危険
- はじめてのスキー場へ行く際の下調べの重要性
わが子はスノーボードをはじめて6年になり、決して、スノーボード歴が短いわけではなく、ターンも普通にでき、中級者位のレベルではありました。
しかし、なぜ、わが子は転倒し、動けなくなり、パトロール隊にお世話になってしまったのか、振り返りをします。
転倒した理由
- アイスバーンの雪質でスピードの出しすぎによるコントロール不能
アイスバーンとは、一度暖かくなり、雪が溶け、水ぽくなった雪が、又冷やされ、固い雪になったことで、陽のでるお昼の時間に雪が溶け、そして太陽が沈む夕方は寒いのでどんどん雪が固くなって行きます。
アイスバーンの斜面をすべると、普通の雪質の時は上手にすべれていた人が、上手くすべれないということはよくありがちです。
その要因は
- 通常のバーンよりも雪質が固い
- エッジが雪面に食い込みにくい
- バランスの取れる範囲が少ない
- シビアなコントロールが求められる
通常、ターンが安定してできるのには、エッジを雪面に食い込ませて、バランスが取れて、すべっているからです。
しかし、アイスバーンではエッジが食い込みにくいので、バランスを取るのが難しく、転倒しやすいのです。
息子は当時はアイスバーンを苦手としていていました。
そのため、息子自身も痛い思いをしたのはアイスバーンを上手く滑れないからと理解していて、転倒して、パトロール隊にお世話になったこと、アイスバーンを上手くすべれないことを悔しがっていました。
わたしがアイスバーンを上手にすべれるコツをもう少し詳しく教えておけば、パトロール隊にお世話にならずには済んだとおもっています。
わたしはこどもより先にすべってしまうのは、もし万が一こどもに何か起きた場合に対応できなくなってしまうので、こどもと一緒にすべりに行った場合はこどもの後ろをすべることが重要であるとまなびました。
また、初心者の人と一緒に行く場合も、後ろをすべった方がいいと思いました。
そして、もう一つ問題点がありました。
行くスキー場を決めたけど、事前に情報を確認しなかったことです。
わが家では「晴天のスキー場へ行く」というルールはありましたが、コース情報は確認しましたが、それ以外については確認していませんでしたので、何が何処にあるのか、把握できていませんでした。
これも今まで無事に帰って来れていた気のゆるみから何がどこにあるか、調べる必要がないと過信した要因でした。
その観点から、どこのスキー場へ行くのか決まった際に、選んだスキー場の中身を一度確認しておけば、何かあった場合にでも直ぐに対応できるので、オススメです。
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